Q&A

Q1.無電極ランプとは
電磁誘導の仕組みを活用した次世代照明です。
人工光源では最も長寿命なランプで、内部構造に電極を持たないため、長寿命、高演色性、省電力な光源です。
電磁誘導の原理と放電による発光原理を利用し、発光管内に電極を持たないため、ランプ切れの原因となる経年劣化が生じにくいのが特徴です。
ランプ交換の手間や、保守管理費用の削減を必要とする場所に最適です。
 
Q2.無電極ランプのメリットとは
LEDと同様に省エネ、長寿命、瞬時点灯、発熱が少ない、虫が寄り付きにくいなどの特徴がメリットとなりますが、光の質が三波長で面発光かつ演色性が高く、眩しさを感じません。
また、同じあかるさの水銀灯と比べ約2倍近く明るく感じるため、瞳孔ルーメンの係数が大きく、省電力で明るく見えるというメリットがあります。
 
Q3.無電極ランプのデメリットとは
無電極ランプ大きな明かりは得意な光源ですが、小さくコンパクトな明かりの器具を創る事が得意では有りません。家庭などで利用する白熱電球タイプやイルミネーションなどはLEDが得意のため、使い分けが必要です。
 
Q4.無電極ランプの発光原理
電子安定器(バラスト)より、フェライト内のマグネットに巻かれた誘導コイルに高周波電流を流すことにより、ガラス管内がに磁界を発生させ、電磁誘導と励起によって発生した紫外線によりガラス管内の蛍光体が励起され、可視光線となります。ランプ自体は半永久的に点灯し続けます。
 
Q5.無電極ランプの歴史
1990年代より、省エネルギーな次世代照明としてフィリップス社やオスラム社により開発/販売され、「Electrodeless lamp」や「Induction Lamp」として北米やヨーロッパで広く採用されています。
国内では初期費用が高価な照明だったため2002年頃より鉄道や高速道路で採用されるものの、唯一Panasonicがエバーライト無電極ランプを開発/販売。
現在は無電極ランプの製造国が多岐にわたり、コストダウンにより一般企業へ浸透に拍車がかかっています。
 
Q6.無電極ランプの特徴
人工光源の中で何よりも長寿命照明でありながら光束維持率が高く、かつ省エネルギーで大きな光を放ちます。一般的に大きな光には眩しさを伴いますが、無電極ランプの場合は光源を直視できるほど眩しさがなく、人に優しい光源です。
 
Q7.無電極ランプの種類
ガラス管の外にフェライトやコイルを巻く外部電磁誘導方式と、ランプ内部にコイルを巻く内部電磁誘導方式の2つがあります。
前者の方が発熱が少なく、面発光で定格寿命を長くできるため、弊社では外部電磁誘導方式のサークル、スクウエアタイプを中心にお勧めしています。
 
Q8.無電極ランプと水銀に関する水俣条約について
2020年に、一定基準の水銀および水銀を使用した製品の製造と輸出入を国際条約により規制されます。
これにより従来の水銀ランプは規制対象となりますが、無電極ランプは規制対象外ですので安心してご利用下さい。
 
Q9.無電極ランプと電波法について
総務省法令で、電波の公平かつ能率的な利用を確保することを目的とする「高周波利用設備」の法律。無電極ランプはIH調理器や電子レンジ同様に高周波利用設備となるため、製造業者又は輸入業者が一定の要件を満たしていることを、事前に総務大臣の「型式指定」の届出を行い、許可を得る必要があります。無電極ランプは型式指定を取得済ですので安心してご利用下さい。
 
Q10.無電極ランプの演色性のメリット
人は古来より、物の色を比較するときには太陽光の下で比較してきました。人工の光が物を照らしその見え方に影響を及ぼすことを「演色」といい、その見え方の性質を「演色性」といいます。
JIS規格では演色評価数(Ra)を最大100としてモノの見え方を数値化しており、この数値の高いものほど、本来の色味を表現できます。無電極ランプは高品質な蛍光体を採用しておりRa80となります。
 
Q11.無電極ランプのPlm(瞳孔ルーメン)とLm(ルーメン)
瞳孔ルーメン(Plm:Pupil Lumen)は人間の目がとりこむ光の量を調節する機能(虹彩の収縮と弛緩)によって起こる空間の明るさの単位。同じルクスの水銀灯と比較すると約1.5~2倍近く明るく感じます。
Plmは国際単位ではありませんが、大手照明メーカーでも空間の明るさを独自のコンセプトで定義しており、Panasonic社ではFeu(フー)、東芝ライテック社ではWeluna(ウェルナ)という指数で評価しています。
 
Q12.無電極ランプとLEDランプやメタハラなどの発光面の違い
まぶしさを感じにくい面発光と、ギラつき・まぶしさ(グレア)を感じやすい点発光の光源そのものの違いとなります。
 
Q13.無電極ランプの寿命
ランプ本体に電極など消耗品がないため、ランプ自体は半永久的に点灯します。しかし、電子安定器(バランサー)に寿命があり、その定格寿命が100,000時間となります。(ELJタイプは50,000時間)
 
Q14.無電極ランプの製品保証
無電極ランプの製品保証は5年(ELJタイプは3年)となります。
 
Q15.無電極ランプの照度維持率
無電極ランプの照度維持率は100,000時間の点灯で30%未満となります。
 
Q16.無電極ランプの適用場所
主に、ランプ交換の手間やコストのかかる工場、倉庫、物流施設、ホール、スポーツ施設、などの高天井や駐車場や一般道路照明に適用できます。
 
Q17.無電極ランプの色温度は
無電極ランプ標準品は2700K、5000Kの2種類となります。3500K、4000K、6500Kをご用命の場合は特注生産となります。
 
Q18.無電極ランプの虫の寄り付きは
日没後に集まる習性を持った多くの虫は、照明の明かりの紫外線を感知しランプに集まってきます。
無電極ランプはLED並に虫が好む紫外線をほとんど出さないため、誘虫対策に効果的です。
 
Q19.無電極ランプのアマルガムとは
アマルガムとは金属と水銀を組み合わせた米粒サイズの合金です。万が一ランプが破損しても水銀蒸気を放出する事がなく、環境汚染や人への健康被害を引き起こす事はありません。
なお、無電極ランプに利用するアマルガムは「水銀に関する水俣条約」の規制対象物ではなく、リサイクル、リユースも可能なものです。
 
Q20.無電極ランプの高効率照明補助金対象は
無電極ランプエネルギー消費効率が優れている商品であり高効率照明の補助金対象の照明です。
 
Q21.無電極ランプのRoHS指令適合は
無電極ランプ鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBDE、PBBの基準に適合した製品です。
 
Q22.無電極ランプのPL保険加入は
万が一の保証として、PL保険に加入していますので、本製品が原因の損害について、相当分を保証します。
※各メーカー様に確認が必要となります。また製品により異なるものがあります。
 
Q23.無電極ランプの高調波、サージ、ノイズ、安全対策は
国際電気標準会議(IEC)が定める高調波の規格に適合しており、雷サージ対策に対応しています。
なお、PSE、EMC取得済、電気用品安全法(PSE)取得済、及びEMC CISPR15に適合しています。
 
Q24.無電極ランプの使用環境温度は
無電極ランプは -25℃~50℃ で冷蔵庫から工場・倉庫まで、色々な施設での利用が可能です。
使用環境温度-40℃対応の製品も特別オーダーで製作が可能です。

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